マグロ最前線 うおまるコラム/近海本まぐろの魅力(勝浦編)

近海本まぐろ(勝浦)

産地 : 和歌山(紀州勝浦)
魚体 : 163K
漁法 : 延縄
部位 : 腹カミ
入荷 : 2003.4.19
入荷時期:4月〜6月

※写真をクリックすると拡大表示します。


3月下旬〜6月下旬まで入荷。1月上旬に大間マグロの漁が終了し、勝浦が獲れるまでの2ヶ月は近海本マグロも少なく、頭を悩ます時期でもあります。この時期は小型の壱岐(長崎)などの日本海産の小型マグロが主流ですが、定置網で獲れるため身質も柔らかく、身に力がないため比較的色変わりの早いモノが多い。だから勝浦産のような大型が待ち遠しいわけです。出始めは品質の割には価格も高く、狙い目は旬の4月上旬〜6月上旬までの2ヶ月間です。トロは大間などの冬マグロに比べると甘味にかけます。中トロはあっさりめで、赤身は鉄分や酸味の含んだモノが多い。近海春マグロ独特の香り、酸味を味わっていただきたい。

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1.腹(カミ)

1.腹(カミ)

まぐろのカミ、通常写真撮影の時、一番よく撮られる正面からのアングルです。
脂の一番乗っている部分で寿司屋さんが一番好まれる部位です。

2.腹(カミ)・背面

2.腹(カミ)・背面

まぐろのカミ、背面からのアングルです。
(写真1の逆になります。)

3.腹(カミ)・上部正面

3.腹(カミ)・上部正面

まぐろのカミ、上部正面からのアングルです。

4.腹(カミ)・上部背面

4.腹(カミ)・上部背面

まぐろのカミ、上部背面からのアングルです。
(写真3の逆になります。)

5.かま先

5.かま先

俗にいう“かまとろ”(三角の部分)です。

6.かま先(かまとろ)

6.かま先(かまとろ)

“かまとろ”の部分を薄く切りました。
少量しかとれない珍味とも言われております。
見た目よりも脂がくどくなく、後味がいいんですね。

7.かま先拡大写真

7.かま先拡大写真

かまとろを拡大した写真です。
とろけるような牛肉のような霜降りですよね。
この白い(脂肪)スジが歯にあたらない、感じないのが質のよいまぐろです。
※霜降り・・・細かい脂が霜が降りたようになっている部分

8.腹(ナカ)

8.腹(ナカ)

カミでは値段が合わない、寿司屋さんが使う部位です。
カミより脂のノリは少ないです。

9.腹ナカ(中とろ)拡大写真

9.腹ナカ(中とろ)拡大写真

腹ナカの(写真8のまぐろの下の部分の真中)を拡大しました。
色のグラデーションがきれいですねぇ〜。
この場所も中トロになりますが、写真12より脂の強い中トロになります。

10.腹(シモ)

10.腹(シモ)

カミ・ナカでは値段が合わない、寿司屋さんが使う部位です。
ナカより脂のノリは若干少ないです。

11.背(真中)

11.背(真中)

主に腹(カミ・ナカ・シモ)では値段が合わない、寿司屋さんが使う部位です。また割烹料理屋さんでもよく使われます。
腹シモより脂のノリ少ないです。

12.背(中とろ)拡大写真

12.背(中とろ)拡大写真

背の中トロ(写真11のまぐろの下のピンクっぽい部分)を拡大しました。
やはり中トロの場合、赤身が若干混じっていないとだめですね。
脂と赤身の味(濃淡)が楽しめます。

13.背(赤身)拡大写真

13.背(赤身)拡大写真

背の赤身(写真11のまぐろの上部の赤い部分)を拡大しました。
マグロは色が命。鮮やかなで深みにある照り具合が食欲をそそりますねぇ〜。
特に腹の赤身より背の方が赤身らしい赤身。
つまり酸味も香りも強いと言われております。

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